akiz

文章表現法1

ISBN:904789-06-3

価格:1,200円+税

出版年月:2012年4月

B5判

78ページ

文章表現法1基礎編(キャリア養成講座5)

藤野薫 三木恒治 世良利和

《品切れ》

 

800字程度の文章をわかりやすく書けるようになるために編んだ、ワークブック形式のテキストです。

 

 文章を書く場合、「これが正しい」あるいは「これは間違い」という書き方があるわけではありません。個性的な書き方が読み手へのアピールになる場合もあります。ただ、大学のレポートや卒業論文、社会生活での企画書や通信文などで求められるのは、内容そのものの個性やわかりやすさであり、書き方の個性ではありません。読み手が流れのままに読み進めることができ、こちらの意図が正しく伝わるような文章を書くためにはどのようなことに注意するべきでしょうか。 ワークブック形式の本書を使って学ぶことにより、基本的な文章力を身につけてください。

 

〈 目次 〉

  1. 文章を読み、要約する − 要約練習で文章の組み立てをつかむ  
  2. 要約から構成へ − 文章の軸を見つけて組み立てる   
  3. 文章を書くときの注意点(1) − 知らないと損をする基本ルール     
  4. 昔話の構成に学ぶ − 誰もが知っている物語の文章化      
  5. 身近な経験の文章化 − 失敗談から教訓を導いてまとめる    
  6. 文章を書くときの注意点(2) − 正確でわかりやすい文章を書くために   
  7. 賛成と反対による文章構成 − 相反する二つの立場をまとめる手法     
  8. 小論文の基本パターン − これまでのポイントを整理し、一つ上の文章を目指す
  9. 文章表現のまとめ − 800字程度の文章をわかりやすく書くために
プレゼン1

ISBN:904789-04-9

価格:1,200円+税

出版年月:2011年3月

B5判

50ページ

プレゼンテーション1 基礎編(キャリア養成講座3)

世良利和 藤野薫

《品切れ》

 

大学生や新社会人が独習できるよう、ワークブック形式を採用したプレゼンテーション入門書。

 

 「プレゼンテーション」というと、プロジェクターやスクリーンにパソコンソフトで作成したスライドを映しながら自己PRをすることであり、相手を説得する場だと考える方も多いでしょう。しかし、それは「プレゼンテーション」の一面でしかありません。「プレゼンテーション」とは一方通行的な伝達手段ではなく、常に相手の立場を考え、視線を意識しながら行う双方向的なコミュニケーションの一つだからです。本当に大切なのは機器やソフトを使いこなすことではなく、まずは「聴き手ありき」ということを踏まえた準備をすることです。本書では以上のような立場からプレゼンテーションの基本をわかりやすく解説していきます。課題への取り組みを通じて、プレゼンテーションに必要な心構えや発想、具体的な技法を身につけていただきたいと思います。

 

〈 目次 〉

  1. プレゼンテーションとは何か?    
  2. スクリプトを組み立てる  
  3. 人前で話すということ
  4. 印象で損をしないために プレゼンテーションの技法(1)
  5. つかみ・アイコンタクト・身ぶり プレゼンテーションの技法(2)
  6. 人の話を聞こう
  7. ペアを組むことの意味
  8. プレゼンテーションのツールと事前準備
ボランティアへの視点

ISBN:904789-08-7

価格:1,200円+税

出版年月:2013年9月

B5判

78ページ

ボランティアへの視点 − 考えるための講義ノート −

世良利和編著

《絶版》

 

 ボランティアをめぐる先入観や幻想を解いた上で、今後のボランティアについて考えるためのテキスト。一部でワークブック形式を採用。

 

 1995年1月17日阪神淡路大震災の日、私は京都市内の実家にいました。朝の6時前で、まだ布団の中だったのですが、いきなりの突き上げの後、水平にグルグル回りました。「布団をかぶって身を守る」などという考えはこれっぽっちも浮かばず、ただただ自然のえげつないエネルギーに揺られながら「あなたの意に従います」と、あの時は全てを諦めました。幸い実家には大した被害もなく、ニュースでもそれほど緊迫した雰囲気がなかったので、いつも通り仕事に向かいました。京阪電車の車窓から見えた沿線の古い家の中には窓ガラスが割れていたり瓦が落ちたりしたお宅もあり、車内には「あらー、お気の毒に」という声が漏れました。結局仕事はなくなり、「せっかくだからどこかに出かけようかな」と思いつつとりあえず実家に戻りました。そしてテレビで惨状を見ました。神戸であんなに大変な事態になっているとは想像だにせず、本当に能天気に生きていたものだと今でも恥ずかしく思っています。

 あの日から「ボランティア」の意味が変わりました。「私っていい人でしょ」を見せたい人が「あなたはなぜしないの?」を醸し出しつつ行う奉仕活動だった(個人的感想です。すみません)ものが、「何かできることがあるかも知れないから、ともかく行ってみよう」というものへ。当初は、ボランティアとして来た人がやりたい活動と、被災者が求めることが一致しなかったり、季節外れの古着が大量に送られてきたり、仕事を休んで駆けつけるボランティアがいる一方で、避難所のことを全てボランティア任せにしたまま被災者が仕事に行くのはどうなんだという声が上がったりしていました。ボランティアをする人も受け入れる人も試行錯誤し、その後も続く自然災害の度に立場が容易に逆転し得ることを意識しながら「ボランティア」がバージョンアップしているように思います。

 そして今、ボランティア活動を大学の成績評価の対象にしたり、就職活動で役に立つという動機から業者がお膳立てしたボランティアに行く、ということにちょっと引っ掛かりを覚えます。自然の脅威が増し、格差がますます広がりそうな社会における「ボランティア」とは何か、「仕事」とは何か、企業の社会的責任とは。これからの「ボランティア」について考えましょう。

 

〈 目次 〉

  1. ボランティアのイメージ    
  2. ボランティアの動機と結果(1)  
  3. ボランティアの動機と結果(2)     
  4. ボランティアの特徴と可能性      
  5. ボランティアの前史 
  6. 近代資本主義社会とボランティア    
  7. 現代社会とボランティア     
  8. ボランティアをめぐるアポリア
  9. ボランティアと報酬
  10. 企業の社会的責任
  11. NPO(1) 定義と誤解
  12. NPO(2) 法人の設立と問題点
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