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2016年4月5日(火)

  日々の雑事に追われているうちに、早くも4月になりました。桜はまさに今日が満開で、この後少しでも風が吹いたり雨が降ると一気に散りそうです。明日は晴天の予報ですが。

 

 応援の意味も込めて電力会社を選びたいと思いつつ、まだ踏み出せないでいます。多少なりとも節電生活をしている方だと思うので、多分今より安くなるということはなさそうですが、できるだけのことはしたいと。原発での下請け労働は平時でも過酷だということで、ましてや福島原発のことを思うとこれまで通りであって良いはずがありません。

 

新聞:「ホロコーストの教訓」(今日の『朝日新聞』11ページのインタビュー記事)

 アメリカのエール大学で中東欧史を専門とするティモシー・スナイダー教授へのインタビューです。

 殺されたユダヤ人の97%はドイツ国外で犠牲になったのであり、犠牲者の約半数が収容所ではなく、公衆の面前で殺された。つまり、「市民は知っていた」。ヒトラーがなぜユダヤ人を虐殺したのか。それは限られた資源、土地、食料を確保するためにユダヤ人の多くが住んでいる肥沃な地域を手に入れたかったから。生きるか死ぬかの危機に瀕していると誰もが思い込んでしまっていた、ということのようです。

 日本も無謀な戦争を始めたのは石油が輸入できなくなったからで、で今の中国も多くの国民が豊かな生活を持続できるように資源を求めて好き勝手なことをしているということですね。

 そして個人がすべきことは「相手が悪いのであって自分は正しい」と主張するのではなく

自分の国が他の国の人々に何をしたのか。世論操作を受けないためにも、私たち一人ひとりがじっくり考えるべきでしょう。

 このインタビュー記事の下に田原総一郎氏の記事があります。

僕たちには「国家は国民をだます」という実感がある。

 問題になるのを避けて現代史を学校でやらないせいか、一般的には政府の思惑通りに「お上」を信じる若い人も多いような気がしています。

 

蛾

本当に、色んな生き物がいるものです。

手を開いたくらいの大きさがありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2016年4月12日(火)

  「(笑)いしい商店」に新着あります! 「ミステリーツアー」の3本立て+高市早苗ネタです。姪のおちかの本性、おそろしや!

 

 南米ウルグアイのホセ・ムヒカ前大統領が来日されたようです。消費生活を決してダメだと言っているわけではなく「ちょっと立ち止まりませんか」というスタンスなのが好まれているということでしょうか。そんな中「パナマ文書」が問題になっています。独裁国家ならいざ知らず、キャメロン氏はとりあえず首相としてちゃんと調査して報告しますと答えるのが良いのではないでしょうか。子供として父親をかばいたい気持ちはわかるけれども。それにしても、南米ウルグアイってどんな国でどんな国民がどんな生活をしているのでしょうか。もちろん問題は様々にあるのでしょうけれど、良い大統領を選べてうらやましい。どうかウラ事情などというものがありませんように。

 

本:『「歴史認識」とは何か』大沼保昭 江川紹子(中央公論新社 2015年)

 なんやかんやありますが、確かに中国が日本に対する賠償を放棄してくれたということは忘れてはいけないと思います。もちろん、中国にも様々な事情があって、日本のことを思いやってくれただけのことではなかったにしても、もし請求されていたら大変な額になっていたことは間違いないわけですから。そして、日本が戦争に突き進んでいった時のことを考えると、これからの中国が進むかもしれないルートが見えてこないでしょうか。

 従軍慰安婦問題については、賛否はあれども、案外日本は誠意を態度で示してきたのですね。ただ、たとえば「償い金」の場合は元慰安婦から「公にしないで欲しい」という要望があり、「償い金」の主旨を考えて彼女たちの希望に沿ってやってきた。その結果、日韓両国民に日本の反省について知らない人が多いのだとか。

 

(p.221)

 社会というのは、よいこともすれば悪いこともする「俗人」と、ごく一握りの聖人と大悪人からなっているということです。

 

 「歴史認識」をはじめとして社会のあり方にかかわる議論は、社会というものがこうした俗人からできているのであって、聖人の行動を求めるべきではない、という認識を頭の片隅に置いてやったほうがいい。

 40年ほど「歴史認識」問題に取り組んできて思ったことだそうです。

 

上からチューリップ

チューリップは横から見るものだそうですが

開き具合がちょうどよかったので。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2016年4月19日(火)

 

 「(笑)いしい商店」に新刊案内あります! 『ののちゃん全集10』にはナント10年後の『ののさん』が描き下ろし掲載されてるそうです! 4月28日発売。『現代思想の遭難者たち』の文庫は5月11日発売で3ページの描き下ろし付き。そしてナント! 『まぁ映画な、岡山じゃ県2』の発売予告もあります! そうなんです、ただいま鋭意準備中です! 乞うご期待!

 

 阪神淡路大震災の時は京都におりました。下から突き上げる衝撃の後、グルグル回るような有無を言わさない揺れに襲われました。今回の熊本地震でも同じような揺れがあったようです。阪神淡路の時の余震は小さなものでしたが、それでも何もないのにふと「あれ? 今揺れた?」という感覚に襲われ、ほとんど忘れられるまで2ヶ月ほどはかかったと思います。熊本ではまだ強い余震が続いているということで、ストレスのたまり具合を想像すると、これから色んなケアが必要になりそうです。そんな中、校庭に記された「のみ水ありがとう がんばるけん」という子供達のメッセージには、励まされると共に頑張る気持ちが折れないうちに避難生活が終わることを願うばかりです。

 

 上下水道が整備されて大変便利ではありますが、やっぱり地域の井戸は残しておくべきでした。福島のことも含め、地震の多い日本、オリンピックにお金を使っている場合か、と改めて思います。

 

 揺れ始めた放送局の映像で、じっとしている人が多いのが気になりました。東日本大震災後、災害対策の専門家が「少しでも揺れたら、訓練だと思ってすぐに身の安全を確保する行動を取ってください。揺れ始めて『え? すぐ収まるよね』なんて様子を見ていたら手遅れになります」と言っていました。

 

苗をいただいたものの

適当な場所を確保できず

日当たりが悪く、目立たないところに植えました。

そんな環境でも健気に毎年咲いてくれます。

 

 

 

 

 

 

 

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2016年4月26日(火)

 エンブレムですが、他の候補作はなんとなくどれも同じような印象で、選ばれた作品だけが異質でした。最終選考に残らなかったものも見たくなるような。今にして思えば1964年の時のエンブレムはすごくインパクトありました。それ以降のオリンピックエンブレムと並べてもシンプルなのに存在感あります。あの頃はまだ素直に前向きでいられました。でも、あの時代にこそ、戦争をしたこととちゃんと向き合っておかないといけなかったんですね。

 

 なんと、今週末はもうゴールデンウイークです!

 

ニンニク

ニンニクが「ニンニクの芽」を出そうとしているところです。

初めて見た時は、何がどうなっているのかと

心配しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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(ホームページ担当:藤野)